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【靴から選ぶデニムコーデ】ニューバランス、レッドウィングなどブランド別|似合うジーンズガイド

「この靴に、どんなデニムを合わせれば“決まる”のか?」

今回はそんな問いに答えるべく、
40代以上の男性に向けて、定番の靴(ニューバランス/エアジョーダン/コンバース/レッドウィング)に相性の良いデニムスタイルを、ボブソン独自の視点と実例写真でご紹介します。

これまでは “ジーンズに合う靴” を探すのが一般的でしたが、
今回は “靴から逆算してジーンズを選ぶ” という、靴好きのためのアプローチに挑戦します。

・靴が主役のコーデを楽しむ“靴ラバー”のあなた

・いつもスニーカーやブーツを履くけれど、どこかしっくりこないと感じているあなた

ぜひ、あなたの “愛用の一足” と照らし合わせながら読み進めてみてください。
きっと、靴もジーンズもいまより一段と映えるはずです。


今回ご紹介する靴

ニューバランス

ナイキ エアジョーダン

コンバース オールスター

レッドウィング 

番外編 ホワイツブーツ

ニューバランス

■その靴、ただのスニーカーじゃない。

「ニューバランスを履けば間違いない。」そう信じて、何足も色違いで持っている。履き心地もいいし、どんな服にも合いそうだし…だけど、だからこそ陥る罠があります。

——“なんか普通”。

■ありがち失敗:Nロゴが見えない、足元に主張がない。

実はニューバランスって、主張のある靴なんだと思います。厚み、丸み、そして“N”の存在感。なのに、だぼっとしたパンツで靴を全て覆ってしまうと、せっかくの個性が消える。裾でNが隠れた瞬間、あの「NBらしさ」は死んでしまう。

■おすすめ:スリムテーパード×ロールアップで“N”が映える足元へ

ニューバランスに必要なのは「足元を軽くするジーンズ」。特に996/990系の定番モデルには、テーパードシルエットのロールアップが抜群にハマります。

裾がシュッと締まり、くるぶしのあたりで「N」がキレイに見える。それだけで、コーデ全体がぐっと洗練される。

NB×テーパード1 NB×テーパード2

テーパード×ロールアップ1 テーパード×ロールアップ2

■色合わせTips

  • 靴はネイビー系→ホワイトジーンズで都会的に

ホワイトジーンズ×NB1 ホワイトジーンズ×NB2

オフィスワークをされる方は、チノパンと合わせると、オンとオフ、両方楽しめます。

NB×チノパン1 NB×チノパン2

■ジーンズスタイルまとめ:

・シルエット:細身テーパード/ロールアップ推奨

・丈感:くるぶし〜足首ジャスト

・ジーンズカラー:濃インディゴ・ホワイト

 

■ボブソンおすすめ:

・プレミアムジーンズ テーパードストレート ワンウォッシュ/メンズ

・プレミアムジーンズ  テーパードストレート 抗菌・防汚・撥水加工ホワイトデニム/メンズ


ナイキ エアジョーダン

「“全部見せたい”が、正義。」ハイカットスニーカーとジーンズの絶妙な関係

■その靴、シューズじゃなく“アイコン”です。

「エアジョーダンが大好き。」
そう言う人にとって、エアジョーダンはただのスニーカーではありません。

細部のディテール、カラーパターン、履いた時の“存在感”――
ストリートの伝説が、足元で静かに語り出す。

なのに、その名作を、ジーンズの裾で隠してしまうのはもったいない!


■ありがち失敗:裾で隠れて、ハイカットが死んでいる

ジョーダンは、履き口からソールまで全部が主役。
一部でも隠れると、"もったいない"気分になる。

しかし、細身のパンツでは全体の重心バランスが崩れて、足元だけが浮いてしまう。


■おすすめ:ワイドフィットテーパードで、靴全体を“魅せる”

ジョーダンに必要なのは、「カジュアルな太さと、すっきり締まる裾の両立」。

ワイドフィットテーパードなら、腰回りは太いため足元のボリュームに負けない全体のシルエットが作れます。一方で裾にかけては細く絞られているため、靴の全体をしっかり見せながら、靴とジーンズが自然につながるきれいな縦のラインが生まれます。


AJ×WideTapered1 AJ×WideTapered2

↑マイケルジョーダンとピッペンの関係を思わせる、息の合ったコンビネーション。

■派生系:エアマックスや厚底ソールモデルも

エアマックス95や90、5PFなど近年の厚底モデルにもワイドテーパードはフィットします。ロールアップでソール全体を見せれば、ジョーダン同様にバランスが整います。

エアマックス2

■ジーンズスタイルまとめ:

・シルエット:ワイドフィットテーパード/裾ロールアップ推奨

・丈感:9分丈〜フル/くるぶしがギリギリ見える長さ

・ジーンズカラー:濃色インディゴ・ブリーチカラー


🧵ボブソンおすすめジーンズ:

・12.5oz ワイドフィットテーパードジーンズ 622型復刻 インディゴカラー/ユニセックス


「ジョーダンを隠すのはもったいない。」

その靴を見せるために、ジーンズで“魅せる余白”をつくってあげましょう。


 コンバース(オールスター・ハイカット)

「“薄さ”にこそ、バランスを。」クラシックなスニーカーとジーンズの関係性


■その靴、軽さと“可愛さ”が魅力。

コンバースのオールスターは、スニーカー界の永遠のスタンダード。
その佇まいは、軽やかで、無骨すぎず、どこか愛嬌がある。

特にハイカットは、クラシックなフォルムとキャンバスの質感が相まって、大人のカジュアルにちょうどいい抜け感をくれる存在。

でも、だからこそ難しいのが「バランスの取り方」。


■ありがち失敗:脚が短く見える、シルエットがぼやける

オールスターはソールが薄く、ボリューム感が少ない。
そのため、細身のパンツと合わせると足元だけが貧弱に見えてしまうことがある。

「脚が短く見える…」
「全体がなんだかアンバランス…」

その原因、多くは“裾のシルエット”にあります。


■おすすめ:さりげなく広がる“シューカット”

細身すぎず、かといってワイドでもない。
裾にほんのり広がりを持たせたシューカットは、薄底スニーカーにぴったりのバランス補正シルエットです。

裾の広がりが、視覚的に足元の“面積”を増やしてくれる。
結果として、脚全体がすっと長く見える。


コンバース×シューカット1 コンバース×シューカット2

裾の広がりはほんのりでOK。
「あ、なんかバランスいいね」と思わせるラインがベスト。

ボブソンでは股下cm単位で裾上げできるので、ジャスト調整も可能です。

■もう一歩攻めたいなら“ベルボトム”を選ぶのもアリ

そんな方には、ベルボトムをおすすめします。裾のボリュームが華奢なコンバースと絶妙なコントラストを生み、脚のラインを美しく見せてくれる。

コンバース×ベルボトム2

裾のボリュームが、華奢なコンバースと絶妙なコントラストを生み、脚のラインを美しく見せてくれる。

“レトロとモードの中間”を狙いたい方に、ぜひ試してほしい組み合わせです。


■ジーンズスタイルまとめ:

・シルエット:シューカット(基本)/ベルボトム(差しアイテム)

・丈感:フルレングス/甲に軽くかかるくらい

・ジーンズカラー:インディゴブルー、ユーズドブルー


🧵ボブソンおすすめジーンズ:

シューカットジーンズ  ワンウォッシュカラー/ユニセックス

12.5oz ベルボトムジーンズ ユーズドカラー/ユニセックス

・カスタムフィット:股下調整・裾幅対応可(オンラインにて相談可能)


「“薄さ”を魅力に変える、足元設計。」

足元にボリュームがないなら、ジーンズで足す。
ほんのり広げるか、思い切って攻めるか。

シンプルなオールスターだからこそ、
“ジーンズでスタイルが完成する”喜びを、ぜひ体感してください。

 

■ レッドウィング(ハイカット/ローカット)

「“履くほどに深まる”無骨な愛に、応えるジーンズを。」


■その靴、育てるほどに“自分の一部”になる。

レッドウィングは、ただのブーツではありません。
毎日の歩みと共に、革が変化し、傷が刻まれ、色艶が深まります。

だからこそ――ジーンズもまた、それに応える相棒であるべきです。


〈ハイカット編〉

■正統派には、正統派で応える。

ワークブーツの象徴であるレッドウィングのハイカット。
それに最も似合うのは、やはり定番ストレートジーンズ

12oz前後のやや厚手デニムで、ズドンと落ちるストレートシルエットは、ブーツの無骨さを際立たせ、野暮ったさを“味”に変えてくれます。

RWハイカット×ストレート1 RWハイカット×ストレート2

 


■個性派は、ベルボトムでヴィンテージ演出

もう一歩踏み込むならベルボトム
裾が広がることで、ハイカットブーツの重厚感と脚のラインが絶妙に調和します。

70年代アメリカの“匂い”を、今に再現するようなスタイルです。
ボタンシャツやデニムジャケットとの相性も抜群。

RWハイカット×ベルボトム1 RWハイカット×ベルボトム2



〈ローカット編〉

■チラ見せで主張。“余白”がセンス。

ローカットモデルに合わせるべきは、ワイドフィットテーパード
裾をロールアップして軽く足首を出すことで、ブーツのフォルムが際立ち、清潔感もキープ。

RWローカット×WideTapered2

🧵ボブソンおすすめジーンズ:

プレミアムクラシック ストレートジーンズ  ワンウォッシュ/メンズ

12.5oz ベルボトムジーンズ ユーズドカラー/ユニセックス

12.5oz ワイドフィットテーパードジーンズ 622型復刻 インディゴカラー/ユニセックス


■ 番外編:ホワイツブーツ × セルビッチデニム

ホワイツ。
分かる人にはすぐ伝わる、“育てる靴”の代表格。

ヘビーステッチ、立体的なコバ、上質な茶芯レザー。
そして何より、時間を味方にする表情の変化

新品の輝きではなく、使い込んだことで生まれる風格こそが、このブーツの美しさです。


■選んだのは、育てられたセルビッチデニム。

今回、1年以上しっかり履き込まれたセルビッチジーンズとセットで撮影をしました。
色落ち、ヒゲ、アタリ、膝裏の蜂の巣――

どれもが偶然ではなく、時間と日常が織りなしたリアルなストーリー。

このブーツとデニム、まるで共に旅してきた相棒のような関係です。

ホワイツ×セルビッチ1 ホワイツ×セルビッチ2

育ったジーンズでなければ出せないコントラスト。
くったりとした膝周り、色落ちした太もも、まだまだ濃い裾まわり――

その複雑なグラデーションが、ホワイツの革色とぶつかり、積み上げてきた時間とこだわりを彷彿とさせます。

🧵ボブソンおすすめジーンズ:

B-1969-XX-J 【岡山産 セルビッチデニム】 ジーンズ Straight Selvedge Denim


最後に|足元からはじまる、新しいジーンズ選びを

ファッションにおいて“靴”は一つのキーアイテムです。だからこそ、その靴にふさわしいデニムを選ぶことは、あなた自身のこだわりを表現することに繋がります。

靴からジーンズを選ぶ。
それだけで、いつもの服がちょっと新鮮に見えることがあります。

そんな小さな発見が、自分らしさになり、いつしか自信へとつながっていくはずです。

お気に入りの一足に、ぴったりの一本を是非見つけてもらえたら嬉しいです。

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