こんにちは。 本日は新作のご紹介です。
B-1969-XX-F 【岡山産セルビッチデニム】ジーンズ FLARE SELVEDGE DENIM
ボブソンの創立年を冠した現在の最上位ライン「B-1969-XX」から、新たにフレアシルエットのジーンズをリリース致しました。(以下【F】と表記します)
B-1969-XX-J(以下【J】と表記します)と同じく特濃インディゴ染色を施したセルビッチデニムを使用。
濃い陰影とコントラスト、リジッドの光沢感が特徴の生地ですが、今回はフレアの上品なシルエットもあいまって、Jとはまた違った魅力があります。
フレアシルエットは代表的なユニセックスであり自由の象徴でもあります。
今作の【F】ではそれに伴い、【J】とは細かな仕様変更をおこないました。
写真と共にご紹介していきます。
※左がB-1969-XX-F 右がB-1969-XX-J
デニムの顔ともいうべき、バックポケットステッチ。
今回はユニセックスな雰囲気に近づけるため、【J】よりも角度をつけ、丸みのあるものに変更しました。
こうして二つを並べるとかなり印象が変わったのが分かります。
また、【F】ではポケットを縫い付けているステッチも内股側のみに角を付け、ポケット下部と脇側は丸みをつけてあります。
こちらはB-1969-XX-Jのバックポケット、脇側。
しっかりと角をつけた男らしいステッチ。
B-1969-XX-Fのバックポケット、脇側。
わずかに角に丸みをつけ、ヒップラインを意識しました。
バックポケットの隠しカン縫いも、Jと比べ、少し凸凹感が薄くなるように縫い方を調整しています。
細かな部分ですが、【J】にあった男らしさを軽減してスッキリとした雰囲気に近づけました。
フロントポケット口もJより少し浅めの仕様に変更。
ポケットの脇側から帯までステッチは、上品な印象をプラスするとともにアクセントになっています。
ちなみにコインポケット口には赤耳。 現時点のB-1969-XXのラインでは全てこの仕様になっています。
見えない部分ですが、気持ちが上がるところです。
革パッチは黒の鹿革を使用。 【J】にはあったシリアルナンバーが付かなくなりますが、より上品で洗練された印象を優先しました。
今後の経年変化も楽しめるレザーです。
フラッシャーは角を削ったデザインに変更。
70〜80年代にボブソンで使用されていたデザインを織り交ぜたものです。
【F】では新たにスレキ裏にネームを追加。
総赤の星条旗ネームがスレキに映えます。
B-1969-XXに共通するステッチワーク。
細かく糸の番手と糸色を変え、目幅も場所によって変更しています。
それは強度をあげたり、アクセントであったり、デザイナーの思うvintageの再現であったり。。
細かすぎて全てを記載することは叶いませんが、本製品で最も力の入っている箇所の一つです。
ステッチ間にふくらみを持たせる中高ベルトループは健在。
糸を守ることでループの強度を上げる仕様です。
そしてセルビッチデニムならではの赤耳。
耳付きのフレアシルエットにありがちな裾だけの耳ではなく、しっかりと脇全てが赤耳です。
脇を全て耳付きでフレアシルエットを製作する場合は脇側のパターンを直線でつくるため、内股部分のパターンを調整して裾の広がりをつくっていきます。
最初に載せている置きの写真が少しOのようなカーブを描いたシルエットになっているのはその為。
サンプル作成と修正を繰り返し、B-1969-XXの本来の無骨さはそのままに、要所に上品な印象を織り交ぜてバランスを取っていきました。
リジッドとワンウォッシュの2型をご用意しています。
※ワンウォッシュを着用(B-1969-XX-F-680)
着用画像は男性ですが、女性の方にもお勧めです。
是非お試しください。